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Julia Kerry

認知症の母とレスキューされた老犬との日々・・・仕事。 

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玉石混合・・・・・!

瑠璃ちゃんと呼ぶな?・・・・・!!!  


私は基本的に母の事を「お母さん」と呼びます。
多分、いえ相当、「私が娘のジュリアなのよ」とわかって欲しい願望を込めて。

でも母は私が二番目娘のジュリアとは認知できないから、
「お母さん」と呼んでも無言の時があり、
もう一度「ねぇーお母さん」と呼ぶと
「エッ?誰の事?エッ?私?」と答え、
「そう、お母さんよ」と言う会話のときがあります。
という中で、「お母さん、かわいいねぇー」と語りかけると、
「いやぁー小さい頃は瑠璃ちゃんてかわいい、めんこい(母は秋田生まれ)と
言われたのよ。
だから今度から瑠璃ちゃんて呼んで。
今はババァになっちゃたけど」と来るわけです。
「うん、わかったよ。瑠璃ちゃん。」
母、ウレシソゥ・・・!!

甘えたいのだと思う。
子供時代に呼ばれていた呼び方をされる事で、
子供時代すなわち親や周りから保護され、子供ゆえに甘やかされたとき
(基本的に子供時代はそうだし、そうあるべきだと思う)の感覚に
守られているという感覚に、時には、浸りたいのだと思います。
何故なら認知症と言う病は、時には訳のわからない不安を引き起こすから。

母が以前、私が引き取る前に入所していた介護施設での事ですが、
スタッフの中(いや、あの施設は多くのスタッフがその傾向にあったと思いますが)に
認知症の入居者に話しかけるのに赤ちゃん言葉を使うスタッフがいるわけです。

「あー、ちょうですちゅかぁーー」「ダメでちゅよぉーー」
「はーい、もうネンネねェーー」「ちゃんとお箸使えるかなァー」
「はい、はい、はい、」(普通、「はい」は一回でいいと思うけど・・)

エッ、認知症って赤ん坊な訳!?!

別に「あー、さようでございますか」「お止めになってください」
「もう、お休みになられたほうが宜しいのでは」
「きちんとお箸、お使いになれますか」
「承りました。」と言ってくれとは、全然、毛頭、思いませんし、
思いませんでした!マジで!

けど、何故、普通に常識的な日本語による声かけが出来ないのか、
最初の頃は不可思議、不可解でした。
母は脱いだ靴やスリッパを向きを変えて並べ、
人様に対してきちんとあいさつ(私よりずっと丁寧に)をまだこなします。
赤ん坊は絶対にしません!
出来なくなってきている事と、赤ん坊であることは全く違います。

介護度が何度であろうと、彼らは立派な大人です。

戦前、戦中、戦後と、私たち戦後生まれには想像を絶する
過酷な時代を生き抜いてきたわけで、
現代のように医療も薬も発達しておらず、
物も乏しく時には貧しくおなかをすかせて栄養状態も良好とはいえず、
そして戦争と言う悲劇をくぐり抜け、戦後を生き残ってきたのです。
戦後日本をたくましく作り上げてきたのは、正しく彼らなのです。

以前、後期高齢者医療保険の問題がマスコミでクローズアップされた時の
インタビューの中で施設に入所しているご婦人が凛として
「戦後日本を作り上げてきたのは、私たちです。
今更、それに対してこんな仕打ちですか!」
とおっしゃっていたのが耳に残ります。

介護をするにあたって、介護される人たちの人生的歴史的生育歴を
少しでも学んだら少しは目上の大人への敬意は生ずるような気がしますけど・・・ねェ。
その存在の中身にはものすごーい人生と歴史が詰まっているのだし。

いくら認知症であろうと、彼らは言いたいかも。
「赤ん坊じゃないッ」て。[赤ちゃん言葉で話すなッ」て。
認知症で脳細胞はダメージを受けてても、心は生きているから。
でも彼らは、何も発しない。
何故なら無力だから・・・・・

食させ、排泄させ、眠らせて、生きながらせ、
問題があればマニュアル!に沿った対応だけ。
これは、介護ではありません。

介護保険法が施行されて、介護保険法に記載されているところの
理念に基ずいて施設運営がなされているか、
チェックも管理もしない厚生労働省もしかり・・・・・・

ひと山いくらでくくって介護しているのを目のあたりにして、
超ビックリしましたです・・・!!!
個人的生育歴(例えばどういう人生を歩んできたのかとか・・・etc)を
理解することなく、又、対応する事なくして、
いかにして個としての問題を掌握してそれぞれにあった介護が出来るのでしょうか。

ま、施設運営の方針がスタッフの介護の姿勢に反映されているわけでした。

身体的介助だけが介護と錯覚誤解しているスタッフと、
身体的介助をも通して相手の心に寄り添おうとするスタッフの 
その雲泥の差、天と地。フーッ!

真剣に介護というものに取り組もうと志しているスタッフにとって、
そのような介護方針の現場はつらいものがあるに違いません。
そのような施設には見切りをつけていずれは辞めざるをえない状況でしょうね。

でも寝たきりにする介護ではなく、寝たきりにさせない介護を目指している
介護施設もあるわけです。

玉石混合てな状況の日本の介護施設の現状。


私は母の事を瑠璃ちゃんとも呼びます。
でも、母に対して大人として面します。

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はじめまして

こんにちは
昨日初めて、拝読させて頂きました。
コメントが苦手な私ですが、
足跡は、応援とご理解下さいませ。
ありがうございました。

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