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Julia Kerry

認知症の母とレスキューされた老犬との日々・・・仕事。 

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鼻血ブー

            殴られました、私が、母に。



2008年お正月に入居施設から私とお正月を過ごすために

我が家に来ていた母を施設に戻さずそのまま在宅介護を決心して

ふたりの生活を始めてひと月ほど経った頃です。



夕食時。

いぬのマーシャさんは人が食べるもの、テーブルの上からの物を食べたことがありません。

気がつくと母は食事中マーシャに自分の食べ物を与えてました。

今までの人生(犬生)で人間のものを食べた事がなくても、そこは犬。

母の足元に はべっています、期待して。 しつこくはありませんが。


私は母に言いました。

    「お母さん、マーシャさんのごはんは ほら、あそこにあるでしょ。

     あれを食べるからあげなくてもいいのよ。

     これらはお母さんと私の食事だしぃ~

     マーシャさんには味濃すぎるし・・・そりゃ美味しいのはわかるけどね」 
と。



母は 「あ、そうなの」 と止めます  が、10秒後に又マーシャに・・・




マーシャは事故で腎臓が一個ありませんし、人間の食事は塩分が濃すぎます。

そして眼がもう見えなくなっているので、

母がマーシャに向かって箸で食べさすのが怖かったです、眼に入ったらと。

母はマーシャが盲目なのがわかりません。




3日続いて母があげた時、私は無言でマーシャをサッと抱きかかえて別の部屋へ置きに。

そして当時テーブルの角と角に90度で横に座っていた私が戻って席に着いた途端、
 
    

             バシッ    
  

                      私の低い鼻のど真ん中に母の右腕が強烈に!

 

  驚愕と衝撃と痛みでで目が点 ・ ・ の私が見たものは母の鬼のような形相でした




母は持っていたお箸をすごい勢いでバンッと置き、立ち上がってこう言いましたッ。


    「私たちばっかり食べて、美味しいもの食べてッ。
                                  

     あのこだって食べたいのは当たり前でしょッ。

          
     ほかの人にはあげないで自分達だけ食べるなんてッ。
                         

     ほかの人がが貰えないのに、私は自分だけ食べれないッ。


     自分だけ美味しいものは食べられないッ。


     だからッ 私も食べないッッ!!! 」 
     

              母にはマーシャが犬であるという認識はありません、人の子。



鼻から生暖かいものが落ちてきて あ、鼻血だ (軟骨折れたかな)・・・と思いながら

ある種、衝撃感動でした。

母の言っている事はある意味、決して間違っていませんでした。




あぁ~ 母はそういう感性で生きてきたんだと。

私は母のその感性を少しも知らなかった・・・・

そして実はもしかして私は母のことを何も知らないのではないかと・・・




勿論、アルツハイマー病の認知症で母は状況も理屈も理解できません。

でもその感性はなにひとつ間違ってない、ある意味全く正しいと

そして認知症の人の怒りや不穏にはきちんとそれなりの理由と正当性があると

                鼻血をたらしながら思いました。 ポタポタ ・・・ 





でもって翌日の、からの傾向と対策 ;


    母のお膳にもう一皿、マーシャ用のささ身の蒸したやつも少々。
    
          「あ、お母さん、マーシャさんはそれがすごく大好きなのよ。

          それあげて。 喜ぶわ~。

          あ、めんどうだから手であげちゃっていいよぉ~

          手のほうが食べやすいって言ってるよ 」 で 



    あるいは食事時、最初からマーシャを別の部屋に 




PS. 殴られたその晩、私の低い鼻は少し腫れて高くなり ( 骨折はなし、ホ~ )、

  母は食事取らずに不穏と怒りで・・・私を拒否しておりましたぁ・・・凄かったぁ~ゴクリ!

  が、翌朝忘れてました、アルツハイマー病ですから・・・・


    私が当時母から アルツハイマー病と母自身 を学んだ事件でした。 


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*** COMMENT ***

Helgaさんへ

はいィィ~~殴られちゃったんですよぉ~~

至近距離から予想も全然せずで、
殴られた瞬間、目から光がッ と実感!

軟骨折れた?
凄い力!どこからこの力が?!
(あと右手にお箸持ってのバシッだったから)
あ~目に入らなくてなくてラッキ~

と瞬時に頭をかけめぐりましたぁ~~~

いくら前の入居施設の介護や対応がひどくても
引き取ったときは環境の変化もあり、
アルツハイマーの母にとっても大変だったのでしょうし、
つうか両方お互いに大変な時期だったと思います、今思うと。

引き取った母は今から比べると凄かったですから。
以前の施設の職員は今の穏やかなお茶目な母を想像することは
出来ないと思います。

ただ、私は母を引き取るにあたって
本当に悩んだのです、自分に出来るかどうか・・・
感情のみに突き動かされて決断できることではありませんから。

悩んで悩んで考えて考えて出した結論、引き取る。
そして引き取った以上、二人で幸せになるという・・絶対やる、やれる と。

だから覚悟と決意は充分なわけでしたから
殴られたことくらいは大したことではなく、
逆に学びましたし、
母の言葉から私の知らない母を知って幸せな気分にもなりました。

母の怒りの感情を見て、母も怒れる と。
介護する側、される側の関係において対等でいたいですし。

でも暴力はいけませんよねぇ~~~

NO TITLE

ひー、殴られたんですか?!骨折していなくて良かったですね。

でも施設から戻って来たばかりの時と書いてあるので、今の状態よりまだまだ感情が安定していなかった時なのではないですか?前に施設では駄目だと思って自宅での介護を決意した、と言っていたから…。

たとえ介護者にとっては痛い出来事でも、お母様の感情はとてもやさしい気持ちですよね。
Julia Kerryさんはそんなお母様の娘だから、同じくやさしい対応だなと思います。
もしこれが自分だったら…と考えると同じ対応が出来るかわかりませんもの…。

フリークさんへ

初コメ、ありがとうございます。

大変ですね と とられました?!

全然大変ではありませんでしたよ。


自分さえ良ければいいということなくの人への思いやり。

母の言った言葉からそれを感じて

そんな母がとても嬉しかったです。


人の生育歴がその人を育んでいて、支えていて

たとえアルツハイマー病の認知症でも

決してわけわかんなく何かを言っているのではなく

怒りや不穏にその人なりの正当な理由が存在するという事を

実感させられ、自覚した出来事でした、私にとって。

NO TITLE

大変ですね(T-T)
鼻は大丈夫ですか?

http://freakchan.com

あこちさんへ

e-343丁度たった今、Hemちゃんブログにコメントしたばかりィ~~~


母の介護をしていて

自分が母親のことを、何を感じ、何を思って生きてきたのか

知らないことがいっぱいあります・・・

そして自分がこの年齢になったから理解できることもいっぱいあります・・・

時には感動する事も。


自分だけ食べれればいい、

自分さえ良ければいいということなく、

他者も思いやっての 「だったら私も食べない」 は 心がキュッとなりました。

アルツハイマー病で記憶がばっさり削ぎ落とされていても

感情や情緒や感性は豊かです。



殴られて腫れてちょっと高かめになった鼻は2日ほどでしたぁ~~

でも殴られたときの出血量は結構凄かったです。
                  ~血の気が多いから・・私?!~



先日の寝坊、

しかも同じ朝、あこちママとこもあたふたとやっていたと思うと

あぁ~介護者のやる事は同じだわァ~と思わず 笑

いつも拝見していますが、
(時間がない時はまとめ読みしてまーす☆)
なかなかコメントできず、今は仕事が暇なので来ました!
な、なんと…思わず絶句!!!
でも、一時的にJuliaさんの鼻が高くなったんですね。
ごめんなさい、思わず笑っちゃいました(^◇^;)
本当、衝撃的だけど、私も感動しました。
Juliaさんのブログは認知症に対する認識がガラリと変わります~。

お互いに仲良く寝坊しちゃいましたね~( ̄▽ ̄)

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