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Julia Kerry

認知症の母とレスキューされた老犬との日々・・・仕事。 

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咀嚼嚥下力の回復

今は3食母と一緒です。

ふたりで毎回モグモグです 



2007年暮れに老人ホームから引き取った時のことを思い出します。



当時、入居施設から母を引き取った時の母は、

嚥下能力も咀嚼力も相当低下しておりました。

無いに等しい??!


施設での食事は 

大きさが小指先くらいが最大。

柔らかいもののみで、

時には2,3回噛めば、飲み下せる、飲み流せる、総てトロミつけ状のおかず。


負担を避け、誤嚥を防ぐための食事のつもりなのだったのでしょう。

歯が全歯欠損の入れ歯無しの方もおられ、

入れ歯の状態の悪い方もいらっしゃるでしょうし・・・

でも何故か入居者全員(多分)同じ食事だったような気がします。



我が家に来た当時の母は当然、

一口噛んで、口腔内に硬い感じが伝わると

「硬くて ダメだわァ~、美味しくないゎ~、私、食べられないわよ 。」

柔らかく小さな細切れの食材が、

味は関係なく、おいしいと感じている風でした。



最初は、

母のそのような状態を考慮しつつの食事を作る中、

私は考えました。



それまでの施設食は

あくまでもどうみても、

欠損歯の人の為のものであり、

母のように、例え総入れ歯でも、

それがしっかり吸着装着されて

入れ歯自体が問題ない人の場合は

当てはまらないと。


口腔内の食物を 噛む噛む噛む という行為によって
口腔咽頭粘膜に与えられる刺激が
呑み込むことへの反射運動のなかで気道が塞がり、食道に食物が落下していくのだから

そして又、口腔内で噛みながら食物を保持する事で
味を獲得するのだから 
(美味しいとか まずいッとか・・だから、それが好きとか嫌いとか・・)



噛める母の誤嚥を防ぐためにも

又、味覚を再獲得するためにも

トロトロ流し込む的食事をやめるべきだと

噛み噛み食に移行しようと決めました。


噛むという行為は脳細胞への相当な刺激になりますし。

ここも重要なポイントでもありました。



使わない事による母の 咀嚼力、嚥下力は相当低下しているけれど、

この機能は十分回復できるはずに違いない と。




それを考慮して食事内容の改善をはかる。

少・し・ず・つ、少・し・ず・つ、大きさを変え、

少・し・ず・つ、少・し・ず・つ、硬さを変え・・・・
     ・
     ・
     ・
但し、この過程で一番大事なことは 

声かけする事、時間をかける事も必要です。

     「噛めば噛むほどおいしくなるよぉ、お母さん」

     「カミ、カミ、カミ、カミ、カァ~ミカミ、 あらぁ~おいしい事ぉぅ~」
     
     「もぐ、もぐ、もぐ、もぐ、もぉ~ぐもぐ、 おいしいね~」


      
やはり顔を見つめながら、リズムを取りながら、一緒に!

かみ、かみ、もぐ、もぐ・・・です。


言っても諭してもわかりませんから。

アルツハイマー型認知症ですからね、だから一緒に。



その後2年で完全に私と同じ食事内容となり 

そして今現在に至っています。

だから、外食も問題なく出来るようになりました 。



時には状態によっては

機能の再獲得の回復がみられるものです。




  今日のお昼、そばです。 

  12,10,10お昼そば

   石川県から送られてきた「くるま麩」と長ネギを軽く卵で綴じ。


   ふたりきりですが

   一家団欒の食事は美味しいものです。

   


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