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Julia Kerry

認知症の母とレスキューされた老犬との日々・・・仕事。 

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嚥下

以前、入居施設から母を引き取った時、
母の嚥下能力は相当低下しておりました。

施設での食事は 大きさが小指先くらいが最大。
柔らかいもののみで、
時には2,3回噛めば、飲み下せる、飲み流せる、総てトロミつけ状のおかず。

負担を避け、誤嚥を防ぐための食事のつもりなのだったのでしょう。
歯が欠損している方もおられ、
入れ歯の状態の悪い方もいらっしゃるでしょうし・・・


我が家に来て最初の頃の母は
一口噛んで、口腔内に カタい感じが伝わると

「カタくて ダメだわ、おいしくないわ。私、食べられないわ」

柔らかい物だけが、
味は関係なく、おいしいと感じている風でした。


最初は、母のそのような状態を考慮しつつ、食事を作る中、
私は考えました。

それまでの施設食は
あくまでもどうみても、欠損歯の人の為のものであり、
母のように、例え総入れ歯でも、それがしっかり吸着装着されて
入れ歯自体が問題ない人の場合は
当てはまらないと。



口腔内の食物を 噛む噛む噛む という行為によって
口腔咽頭粘膜に与えられる刺激が
呑み込むことへの反射運動のなかで
気道が塞がり、食道に食物が落下していくのだから

そして又、口腔内で噛みながら食物を保持する事で
味を獲得するのだから 
(美味しいとか まずいッとか・・だから、それが好きとか嫌いとか・・)

噛める母の誤嚥を防ぐためには
味覚を再獲得するためにも
トロトロ流し込む的食事をやめるべきだと

噛み噛み食に移行しようと決めました。

噛むという行為は脳細胞への相当な刺激になるわけですし。




使わない事による母の 咀嚼力、嚥下力は相当低下しているけれど、
この機能は十分回復できるはず。

それを考慮して食事内容の改善をはかる。
少・し・ず・つ、少・し・ず・つ、大きさを変え、
少・し・ず・つ、少・し・ず・つ、硬さを変え・・・・
     ・
     ・
     ・
但し、この過程で一番大事なことは 声かけする事、時間をかける事


     「噛めば噛むほどおいしくなるよぉ、お母さん」
     「カミ、カミ、カミ、カミ、カァ~ミカミ、 あらぁ~おいしい事ぉぅ~」     
     「もぐ、もぐ、もぐ、もぐ、もぉ~ぐもぐ、 おいしいね~」
      
       
      顔を見つめながら、リズムを取りながら、一緒に!かみ、かみ、もぐ、もぐ・・・


2年近く経った今の母は全く問題なしの普通の食事。 
   やったぁ~   だから、外食も問題ありません


     誰かと 「これは美味しいねェ~」
          「ふたりで食べるとやっぱり美味しいねェ」
           
                
                 
   食事というものが、 更に楽しく、美味しくなるものです with my mam, and friend.




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