Julia Kerry

認知症の母とレスキューされた老犬との日々・・・仕事。 

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介護の原点・車椅子

昨日NHK「ためしてガッテン」で寝返りや車椅子への移動等を
いかに介助者の負担をなくすかの方法をテーマに
介護特集をやっておりました。
二組のご夫婦が登場されたのですが、
介護なしでは動けない寝たきりの要介護者が
それぞれの夫、あるいは妻に頼る中で当たり前の事として介護にあたる家族。

介護される人と介護する人、二人の幸せと希望。

いやぁー良かった本当に良かったですよぅ

91歳のご主人が寝たきりの87歳の妻のために、
車椅子に乗せて一緒に出かけたいという思いと希望が


「花が咲いたら花をみせてあげたいですよ」
「木の実がなったら木の実をみせたいですよ」


と語られていて・・・

この人間としての極めて普通ではあるけれども、思いやりそのものの言葉に
ほんとにグーッと来てしまいました。

ご主人は車椅子に移動させる為のコツは覚えたのですが、
結局、寝たきりの奥様は、長い間の寝たきりで足が硬直して膝が曲がらず
いましばらくは硬直した足にマッサージ等のリハビリが必要となって、
車椅子に乗れないのです。
今度は、車椅子に座らせるためのご主人による毎日のマッサージが始まり、
3ヶ月経った今は動かなかった足がベッドの上で十分動くまでに
回復。

あともう少ししたら、車椅子を押してご主人が車椅子に乗った奥様と
外で花を愛でたり、木の実を手にしたりするのだと想像すると、
私まで幸せな気分。

介護する側とされる側の思いやりと目標。そして希望。
こんなのを見ると私までいっぱい幸せを頂きます。
多くの人達は幸せをもらったはず、多分。

もしかして次回同じテーマで特集組むとしたら、このご夫婦が再登場するかも。
二人で外にいる姿をみたいなぁー。
多くの人達も同じ思い、多分。


この放映を見てたとき、私は自分のお店に居たのですが、
「この放映が終わるまで、お客はまだ来なくていいからねッ!」
思わず心で言っちゃっておりましたね。
ちなみに昨、水曜日は定休日をお客の要請で臨時開店しておりました。




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おしゃれ

女の人はいくつになっても、おしゃれが大好き!

いつも鏡の前で髪を梳かした後、
「素敵になったねぇ」というと
「いやぁーもうババァよ。こんなに白髪頭でぇ」と答えていました。

今回、白髪染めをしたあと、「素敵になったねぇー」といっても
髪の毛が染まった事を忘れて理解できないので
ダイニングテーブルの上に鏡を持ってきておいたまま、
「ほら、見て。素敵になったね。
やっぱり髪を染めると若く見えるねぇー」と何度も。
本人は褒められているのと、鏡に写った自分の顔を見て
得意満面そうに目をぱっちり、クリクリ開けて目線なんかも変えちゃって
気取っています。
これがまた可愛いのですぅ。


「フェァー」でも、たぶん絶対スタッフに褒められたはずだし・・・!
「髪の毛染めました。ちょっと褒めてあげてください。」と
私がお願いしたのですが。

ところで母の白髪染めばかりじゃなく、私も自分の髪染めしなくっちゃ。
そろそろ、ヤバッ!



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母の白髪染め

やっと、やりました。
母の白髪染め。

この間、予期せぬゴタゴタが生じて、睡眠不足とそれから来る
身体的疲労感で、予定が何も出来ずまい。
母の白髪染めもそのひとつ。

以前は美容院でやってもらっていたのだけれど、
認知症の進行と共に、あの染めた後の数十分のじーっと染め上がるの待つ時間が
もう無理なわけで、二年前が白髪染めでの美容院は最後でした。
但し、ヘアーカットは美容師さんと私の声かけで、いまのところはクリアー。

美容院での最後の時。

染め上がるのを待っていた時、「かゆい」と始まり、頭に巻いたタオルを引き剥がして
頭をかきむしり、なだめても説得しても、全く無理ッで、
母の手も洋服もみごとに黒く染まってしまいましたぁ・・・
あ、顔も。

手と洋服と顔じゃなくて、髪の毛染めに行ったんだけどぉ・・・・・!

以来、私が染めます。
染め上がるのを待ちながら、「お母さん、どっか痒くない?」
「この辺ちょっと痒い」と母。
櫛の先端でチョリチョリとかいてあげる。
「あ、そこそこ」と母。
つうことで
我が家での白髪染めをクリアー。


瑠璃ちゃん語録
     染め上がった後、
     「白髪なくなって若くなったねぇー」と私。
     「あら、昔から白髪ないわよ」と母。



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ボランティア

今日はお昼過ぎから快晴。

母を定刻どうり、「フェアー」にお迎えに行き、
その後そのまま、お家に戻らずお外で外食へ出かけました。
暑い時期だけど、日光浴と運動をかねて、気ィつけながら・・・


というのは、昨日お店に入る前にスーパーで買い物した
今日の昼食と夕食用食材を、お店の冷蔵庫に置き忘れたため。
別の食材、例えば母用のおやつとかポカリスェットとか小麦粉とか
入った袋は持って帰ってきたのだけど・・・・・・トホホ・・・・

きょうお昼はスィートバジルが十分に育ったので
バジルスパゲッティの予定でした。

スパゲッティもお店でして・・・・トホホ



母が通っている「フェアー」でボランティアによるミニコンサート。

今、母が通っている「フェアー」で、以前、管理者兼ケアマネによる
ものみの塔(エホバの証人)の機関紙が
全家族およびスタッフへ配布されての情宣、および勧誘があり、
それに対して、宗教の情宣および勧誘は2度とやらせないという
約束事と詫び状を頂いた中で、
あえて!以前!あれだけ!もめた!その!宗教団体のボランティアの
コンサートを 又!行うとは、不可解。

ま、母は参加しませんけど。


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トイレ介助

母は毎回、トイレ誘導と見守りが必要です。

我が家ではトイレの位置が認知できずの誘導。
見守りは、便意をもよおした時のリキミによる急激な血圧低下から来る
便ショックを避けるため。
そしてもうひとつの見守り理由は、摘便行為を防ぐため。

母は以前の入所施設で強烈な便秘で苦しんでいた時、
自分の職業が保健師、看護師だったせいか、自分で便を出そうとして
それが癖になってしまっています。
そして又使用したトイレットペーパーをトイレに流さず、きれい(?)に畳んで
服の袖口、ズボンの中に隠し持ってしまいます。

私が唯一不快に感じる母の行動です。

不快に思うので、じゃあ、その不快さを解消するために
毎回365日朝昼晩夜間、母のトイレに付き合います。

時には便座している母の前にすわりながら、側に立ちながら、
あるいはダイニングからトイレは真っ直ぐの位置にあるので
そこから声かけ。
そういった見守りが毎回毎回で、始めの頃は、いささか閉口しました。
一日の回数がそれはそれはもの凄かったですから。

そこで考えました。
このトイレ見守り時間をいかに負担なく有効に転換するか・・・


○ トイレのドアーの上から輪ゴムで作った伸びるひもに英単語帳をぶら下げた。

今や、どんどん英語を忘れ始め、政治経済用語なんて、ギョッとする位、
すぐに出てきません。
「議長声明の草案て、英語でなんていうのですか?」
と聞かれて、議長声明はすぐ出てきたけど、草案が浮びません。
なんてことが生じ始めています。
忘れないために新しく覚えるために、母のトイレタイムは私の英語の
勉強タイムとなりました。
母を見守りながら声掛けながら、輪ゴムの先の英単語帳をちら見。


○ もうひとつは体操

母を見守りながらおしゃべりしながら、スクワットやら腹式呼吸を意識したり
あるいはダンベルを握ったり・・・・
やせました、体締まりました、まじで。


一石二鳥で母に感謝。

瑠璃ちゃん語録
     母が便座にすわり、私がその前でおしゃべりしながらスクワットを始めたら、
     「先生様もトイレなの?そこでしちゃだめよ。私すぐ終わるから」だって。
     私は爆笑させてもらいました。
 

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あたしはいぬのマ-シャです⑤

   みんな誰もが、赤ちゃんでした


ジュリアママはブログの背景を替えました。
犬好きの友人からは評判がいいの。

マーシャさんもこんな風にコロコロプキュプキュだったぁ・・・・とジュリアママ。
偶然見つけて、あまりの可愛さにメロメロのジュリアママ。
シンプル イズ ベストのママも子犬の無邪気な愛らしさ満開の写真には
勝てませんッ。

この写真の子犬は、チョコレート&タンという毛色だけれど、
あたしはブラック&タンという黒色のやつ。


そしてあたしだって、こんな風に赤ちゃん特有の可愛い時もありました。
そして瑠璃ちゃんおばあちゃんも赤ちゃんの時がありました。
ママもそうです。
そりゃそうだ、あの二人が生まれた時があのままだったら、
超不気味!!! 超怖ッい!!!ですぅ・・・

皆、赤ちゃんで生まれて、生き抜いて年老いていく・・・
どの生物みんな同じ。
人間は人間社会という枠組みの中で、時には運、不運に左右されて
振り分け振り落とされる時もあるけど、それは人間ばかりでなく、
全ての生物の、生存競争という過酷な仕組みなのかもしれないです。


うちの瑠璃ちゃんおばあちゃんも、
もののない時代、病気になったら死ぬ時代、人権のない時代、
戦争という時代を生き抜いてきたんですよねェ。


ママはこのブログの新しい画面の子犬を眺めて
「お母さんはどんな赤ちゃんだったのだろう、可愛かったんだろうなァ」と
思ったりしてますぅ。
あたしが可愛かったように。
あ、あたしは今も可愛いですけど、勿論。

瑠璃ちゃんおばあちゃんは、昨夜、便ショックを引き起こして
いつもの穏やかな生活がちょっと崩れました。
ママは冷静さをよそおいながらも、その処置と処理に、

おばあちゃんの顔をみつめながら、声をかけながら
内心、額にあぶら汗状態でした。

たまたま、昨夜、おばあちゃんはママとおうちで一緒の日だったので、
良かった良かったです。
ほんと、良かったァ。




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うちのいぬのマーシャさん

最近のうちのマーシャさんは失禁が多くなりました。

最近のうちの母はトイレ行きたいコールがとても少なくなりました。
汗も凄くかく人なのですが、水分補給も十二分に行っているので
発汗によるトイレ行きたいコールの減少ではなく、
不安の減少に比例したコールの減少です。

それに代わってマーシャさんはお外でのトイレが終了しているから
するはずのない時間帯なのに突然かがんで(女の子だから)のシャァー・・・
昨日は歩きながらジョロジョロジョロー・・・

母のトイレ介助が少なくなった分、マーシャさんのトイレ介助のために
外への回数が大幅に増え、
床に這いつくばって雑巾がけをする回数も又、増えましたぁー。


老人と老犬。
老いを2つ抱えているんだと妙に実感!

マーシャの歯は全歯しっかり揃っているのですが(ちなみに母は総入れ歯)、
そろそろ歯石除去の時期。

・・・くちゃくなってきたぁ・・・

でも、目が全く見えない中で、口をこじ開けられてカリカリされるのは、
例え相手が私でも嫌だろうなぁと思うと、ついつい延ばし気味。

目が見えないと、聴覚と触覚が頼りだから、私なら不安だもんねェ・・・


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あたしはいぬのマーシャです④

あたしはいぬのマーシャです。こんにちわ。

今日のお昼過ぎ、
瑠璃ちゃんおばあちゃんはジュリアママの横で、計算ドリル。
ジュリアママは、ブログを書いていた。

と、洗濯機が終わって、「柔軟剤、入れなくちゃ」ママは一瞬席を外した。
ママは戻ってパソコンの画面を見たら、
何故か画面がママお気に入りの犬関係のブログ変わっていた。
    ・
    ・
    ・
ママ「ホヨョョォー・・・・」



ママ、記事保存してなかったから、ママが書いていたほとんど終わりかけの
ブログが消えておりましたァ・・・
瑠璃ちゃんおばあちゃんが、自分の計算ドリルのすぐ横にある
マウスを触っちゃったという事でした・・・・

ママはここで又学びました。

「そっかあー、今度から記事保存してから動かなくっちゃ」って。


瑠璃ちゃん語録
大相撲が始まってTVを観てたら、お相撲さんを見て、
瑠璃ちゃんおばあちゃん「あらーお腹大きい事ぉ。双子かしらぁー」
ママは爆笑。
そして「三つ子かも」だって。


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問題行動

   同居開始の時

2008年お正月に入居施設より母を引き取って、
そのとき一月半近く仕事(お店と英語教室)を休んで
母を私のお家という新しい環境に慣れさせるために24時間、
一緒に過ごしました。
今その時の事を思い出すして、現在の母を比べたら
アルツハイマー病認知症の母の劇的とも言える改善、回復ぶりに
目の見張る思いです。

両手を引いてあげないと歩行は危うい。
転倒の可能性、大。

住居環境が変わった事による不安から一時間に多い時は
20回から30回のトイレいきたいコール。
時には一日中両手を引きながらトイレ通い。
「行ったばかりでしょ」は通じない。
説得を試みても、険しい顔となって怒りだす。
夜間は2,3時間おき。
私がつい深い眠りで気が付かないとベッドの上でリハパンを下げて
ベッドがトイレ代わり。
母は2,3時間おきにトイレで目覚めるのだけど、
何故か寝不足ではありません。
同じように起きてトイレ介助する私は何故かぶっちぎりの寝不足でした。


夕方や夜になると「私、自分の部屋に戻ります。」
「私、皆のいる処へ行ってきます。」
「どうもおじゃまいたしました」と始まります。
ここがお家なの、ずっと一緒にここで住むのよと言っても勿論聞かず、
ドアーを開けて外に出ようとする。
雨の日も雪の日(あ、雪は降らなかった)も、それから二人でお外。
近隣を歩いてきて、自宅に戻ると
「今日は有難うございました。私、自分の部屋に戻ります。」と
ドアーを開けて、出掛けようとする。
又、振り出しに戻り。
私のお家の自分の部屋は全然自分の部屋ではないわけです。
当然、当時は入居施設の部屋が自分のお部屋。

    
そして、全ての対応、私の言葉、言い方、声の調子・・等を間違えると
不安から不穏へ時には怒りをも伴った感情失禁がみられました。
怒りの場合、状況をきちんと判断してみると、母にとっては彼女なりの理由があり、
それを汲み取ってあげられない私自身の間違いもありました。
問題行動とみなすか、あるいは問題行動の奥にある原因を見つけ出すかで
問題行動も問題行動とはなりえない場合が多いものです。

今日も母はご機嫌。
問題行動と呼ばれるものとは、縁遠くなりました。


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脳の活性化

木曜日夜、‘週に一回は外食ディナーの日‘でお出かけ。
私の友人のお嬢さんのご主人が経営なさっている、焼き鳥屋さんでもあり、
自家製スープで手打ちのラーメンもあるお店。
何を食べても美味しいッ。
つけめんも始めたので、それを味わうのも目的のひとつ。

私の友人くうちゃんの車で出掛けて、母はご機嫌。
母にとって、出掛けたり、車に乗ってみたり、誰かとおしゃべりしたり、
皆で「おいしいねぇ、もぐもぐ・・・」と美味しい物を食べたりも
脳への刺激として大切だから。


以前はとてもじゃないが、連れて歩くのが大変な時もありました。
あっという間に不安に陥って、「トイレ行きたい」コールが始まってしまうので、
状況とお店の選択が大変。
今は症状の改善がみられて、お出かけも楽になりました。

くうちゃんは母に一杯話しかけてくれて、母はすっかりその気になって
多弁でお茶目で他人行儀にすることなく素の自分。
二人の会話を聞いていると一見して母が認知症である事や
介護度4の人には全然みえません。

美味しいものは皆で食べると更に美味しいねェーと
三人で焼き鳥をもぐもぐ、つけめんをぱくぱく。
あぁーおいしかったですぅ。

くうちゃんと私はよく家族の話をするのだけれど、
「家族っていいよねぇー」としめくくって、素敵な食事会でした。

お店の名前が「ごきげん鳥」ということで
母は、ほんと、ごきげんでの帰宅でした。



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決断・・・あ、その前に覚悟を。

2008年に正月休みを一緒に過ごそうと五日間の予定だけで、
母は、以前の入居施設から我が家にお泊りに来ておりました。
結局、「すみません、もう2,3日そちら(施設)に戻るの、延ばします。」と
二回繰り返しました。
ま、結局、施設へ戻ることなく、その時からずーと我が家で一緒。

正月休みが終了し、施設へ連れ戻すのを躊躇させた理由は、
母は施設にいて決して幸せじゃなく、
食させ、排泄させ、寝かしつけ、認知症という病に対するケアなど
微塵もなく、早まる死を待つだけ。
私はというと母が戻ったら、自分の決して不幸ではない生活に戻れるわけ。

そんな客観的事実がありながら、あなた、返せるのと自問。

施設退所した後、どうすんの・・・の方向性は?

うーん、究極の選択は私による在宅介護。・・・仕事どうするぅ私。
     仕事がなければ、飢え死にする二人。
うーん、自宅から極!近い施設に入居させ、私が毎日通い、
     時間のある時は自宅に連れ帰るという事で母の状況を把握したり、
     母との接点の時間を十二分にを維持する。
     これいいかもッ。
     ・・・そんなの近くにあるわけないッつうの。

母にはもはや終の棲家が必要なのです。
玉石混合の施設の中から石ころではない玉の施設が確保できるか、
さもなくば私のお家。

自宅に引き取る在宅の場合の最大の問題は、仕事もそうですが、
私という人格、性格そして個性が、母と暮らせるか、
母の介護を含めて一生責任を持てるかという事でした。


妹夫婦が出て行った後の自宅での一人暮らし(誰も住む事のないその家は
いまや廃屋同然)、姉が保証人となっての最初の施設。
その後、私が転居させたその施設。

認知症の進行している母にとって住居環境の変化は
症状の更なる悪化を招くため、
今回が最後の環境設定でなければなりませんし、
「わたし、認知症の母の面倒見るの無理ですッ、やっぱり」と言って
母の介護を放棄し母は私の所から新たなる施設へ・・・・・・・。
これだけは何があって絶対に決してあってはならないのです。
もはや。

認知症という病の進行と共に、本人はだんだん、わからなっていく、
出来なくなっていく中で、もはや自分の意思で何かを決定する事が不可能な中、
回りがその決定権を行使します。
それを行使する中で、出来うる限りいかに本人の思いに添うかという事が
とても重要です。
何故なら、私達家族も含めて、その決定権を
私達の都合で、すでに行使しているわけです。



同居する。
それだけで介護は成立しません。
食事を別々の部屋とか、介護家族が本人を一人にして出掛けたり
寝ちゃったり・・・・
誤嚥、転倒、徘徊、、、そしてその可能性・・・。孤独と不安。
それらを最低限でも見守るのが在宅介護です。
介護生活という名の元で、介護放棄される中
一番辛いのは、本人なのです。

     

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あたしはいぬのマーシャです③

あたしはいぬのマーシャです。
おばあちゃんの瑠璃ちゃんは、水曜日から今日金曜日の18時まで
ジュリアママちゃんと ずーと一緒でした。

関東はお天気がはっきりせず、ま、全国みぃーんなそうですけど・・・
梅雨だから。

雨が降らないだろうの合い間をぬって、ママとおばあちゃんの瑠璃ちゃんは
お散歩をしながら、途中でいつものコーヒーショップへ。
ここのコーヒーショップのママは瑠璃ちゃんに話しかけてくれるの。
いっぱい。
「おいしいですねぇー」と瑠璃ちゃん。
「あらあら、どうも」から始まる会話。

昔といっても、あたしの目が見えなくなる前は、
ママはあたしをよく連れていってくれました。
あたしはちゃんとお椅子の下でジーとしてるから。
日本では動物がお店内に入るのは、タブーだけれど、
ママは犬がなんでもかんでもダメという事ではなく、
こういう場合は可とする選択肢があるという事をしてました。
あたしが犬としてそのコーヒーショップに出入りは、OKだけれど、
お客さんがあたしに気付いて「まあぁ、可愛いーィ!」

(・・・そりゃ、あたしはか・わ・い・い・!・・・・うふふ。)

と近ずいて来たら、ママはきちんと言う。
「基本的に犬を連れてきてはいけないので、このままにしていてください。
ごめんなさい。」とママはわざと困った風の笑顔でこたえます。

今は老犬のあたしじゃなく、老人の瑠璃ちゃんがそのコーヒーショップへ。


決まりきった日常の、決まりきった空間の中だけでの
いつもジュリアママとの会話、「フェアー」とのスタッフとの会話だけでなく、
お外に出掛けたり、
ママのお友達が訪ねてくれたりのいろいろな人達との会話が、
刺激として
瑠璃ちゃんの脳の細胞の活性化に必要とママは考えているから、
ママは瑠璃ちゃんを連れて、お年寄りの集まる昼オケに出掛けたり、
・・・人がいる所では、できるだけ瑠璃ちゃんも会話に参加させます。

帰宅後、先日、整頓して広くなった机の上で瑠璃ちゃんは、
「ご、ろく 30」 「はっ、く いくつ?せんせ様ぁ」
その横でママは、お電話とメール。

いつもの普通の生活。



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学習療法

私は東北大学川島教授と公文の共同開発の認知症向けの学習療法を
母とやっています。
これは昨日のブログで記した、一般向け学習療法の「脳を鍛える大人の
計算ドリル」とは別なものです。

音読と計算の教材を用いて、コミニュケーションを取りながら
前頭前野機能の維持改善をはかるもので、
教材そのものの内容は大変シンプル。
母の場合、介護度4での文章による問診の後、教材が送られて来ましたが、
それは母の認知症の進行具合を分析して、母のレベルに合ったもので、
うーん、多分小学校1年生レベルの読みと計算です。
最初の3日間、母はこれを拒否。
「なんでこんな簡単なのをやらなきゃいけないの?
こんなの誰でも出来るじゃないの!」
多分、拒否するお年寄り達は母と同じようにそんな思いで、
そんな言い方かも・・・。

4日目。
「体が弱らないように元気でいるために運動するでしょ。
それと同じで、これは頭の中の脳みそが元気でいるためのお勉強。
だいたい、難しいのやるより、簡単でさっさと終わる方がいいしょ。
私はその方がいいもの。
だから私と一緒にやってぇ。一緒にやろうよぉ。
私は一人でやるの、つまらないし」
この言い方の繰り返しが4日目にしてやっと成就。

やり始めて続けるためには、ひたすら褒める。
やり方は教材と一緒に送られてくる説明書に書かれてありますが、
それを基本的な注意事項としてきちんと頭に入れながら、
その学習者うちの場合は母ですが、母の性格、周辺状況、生育等をふまえて
コミュニケーションをとりながら、褒める。
ニコニコ顔でひたすら褒める。

認知症の人ばかりでなく、人というものは褒められると幸せな気持ちになります。

この学習療法の前頭前野機能維持の科学的根拠が立証されてる中で、
その活性化した脳を維持するのは、側で一緒にやる学習支援者
すなわち、うちでは私次第。

お年寄り達は仕事をすることも、もはやなく、認知症の進行と共に
自分で出来る事が少なくなっていく中で、自分の居場所も少なくなっていきます。
疎外感と孤立感。孤独。

そんな中で、一日たった20分でも、家族とか誰かがニコニコした笑顔をたたえて、
目を見ながら話しかけてくれる。確実に。
誰かが自分のために一緒に何かをしてくれる。
誰かが自分のために居てくれる。
勿論、思いを込めて・・・・・!!
この学習療法の利点のひとつでもあります。

家庭でも施設でも、まるでアメリカ映画のドラマみたく、日常、声を掛ける時
ぐぐーッと目を覗き込んだり、目を見つめたりして
「あなたのためにいるのよ、私」てな事は中々ありえません。
アメリカ映画はあくまでも作り物だしぃ・・・!

母はというと、今や、学習療法のドリルを見ると、目を輝かせます。
「すごいねぇ!」
「字が本当にきれいだものねぇ!」
いっぱい褒められる事で、自分はまだ出来るんだという思い。
達成感。
母の場合、褒めるともう満面の笑みで照れまくり

字自体、ものすごくしっかりしてきました。
「フェアー」で毎月カレンダーを手製するのですが、一年前のくねくねして
大小さまざまの数字から、
きちんとマスの中に納まったしっかりとした数字を書きます。
進歩するわけです、見事に。
私は一年前のカレンダーと今月のカレンダーを見比べて感動。

母は、認知症でなければ、こうしていたであろうという日常生活のレベルを
維持した生活状況、健全な食事、投薬を含めた健康管理、作業療法、
そしてこの認知症向け学習療法を通して、
自立機能、意欲、コミニュケーション力、達成感、集中力・・・・・・・・
これら諸々が母の笑顔となって戻ってきている事を実感しますです。

この認知症向け学習ドリルと並行して途中から遊び的にやり始めた
昨日のブログ上にある一般向け「脳を鍛える大人の計算ドリル」を
突然、素晴しい集中力を発揮してやり始めたのは、
その一般向けを始めて一週間後、
この認知症用ドリルを開始して2ヶ月半後の事でした。

この母のニコニコ顔に現れる幸せ感が私をとても幸せにしていてくれます。



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